思い出すためのメモ

忘れないようにメモします

家がバーになったから呼ばれた

2022/07/13

 家がバーになったので遊びに行った。ライトがピンクで植物育ててるみたいだなと思った。絵の上手い大学生に囲まれ、作品制作や関わった動画の話を聞いたりして、以前の自分だったら疎外感やコンプレックスを感じたのかもしれないなぁとふと思った。抗うつ剤のせいなのか休職して余裕ができたからなのか、最近は「自分はここにいるべきではないかも」みたいな気持ちを一切感じなくなった。図々しくなったのか、健康になったのか自分では区別がつかない。

 アイデンティティみたいなものがなくなってしまった(休職してスーツも着なくなっちゃったし)けど、葛藤することはあまりなく、全部他人事みたいな気楽さがある。冗談で言っていた「Vtuber斧田あやか」という名乗りが馴染んできたのかもしれない。

 

 社会人男性なのにちゃんと働いていないこと、腕に切り傷があってメンヘラとして見られるだろうこと、辺りは相手も意識するだろうなと思っているので初対面の人に対しては一応説明はするように心がけている。忘れることも多い。

 特にリスカだのアムカだの自傷を連想させるものは嫌いな人はすごく嫌いなので礼儀として目立たないようにしておいた方がいいよなという気持ちはあるものの、面倒だし夏は暑いし半袖を着てしまう。

 アムカ野郎、と舐められる可能性について考えている。面と向かってひどいことを言われた経験はまだない。自傷経験のある人、メンタルを病んだ経験のある人は結構多いので共通の話題として便利だなぁと思ったことはある。

 いわゆる「洗濯板」のような激しい傷でもないし、傷が見える距離まで近づいて会話する相手はそれなりに親しくて自己紹介も済んでることが多いだろうし特に隠さなくてもいいかなぁ。休職中に会うのは仕事関係の人ではないし別にいいや。最近は前向きに諦めることが増えて健康的だと思う。

 バーになった家は薄暗くてライトも点滅していたので自動的に色々と曖昧になってありがたかった。寿司を頼んだら照明がピンクなせいで寿司の種類を見分けるのも困難になって面白かった。延々とコーラ系統の注文をし、細いストローで飲み、脳にアルコールが入ってくる感覚を久しぶりに感じた。

 酩酊状態になると内向的になってしまうので、天井の光を見てああ綺麗だなぁと思いながら過ごていた。時々脳の社会的な部分が動くので、その時は会話に反応した。反応できなくても会話は聞いている。聞いているけど脳から抜け落ちていくので反応が間に合わない。

 また家がバーになったら誘ってくださいねとお礼を伝えて終電で帰った。雨がすごかった。

ちなみに「Niagara」は英語圏Vtuberが「飲酒中に一度トイレに行ってしまうと以後20分ごとにおしっこが出るようになる」という話をしていたのを見て気に入り、ツイートするようになった。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm39585881

2:40頃〜